敷金や礼金の要らない賃貸物件、気を付けるべき点は?
賃貸住宅の初期費用、一体どれくらい必要?
賃貸住宅を借りる時、初期費用として家賃の4~5カ月分に相当するお金が必要となります。内訳は仲介手数料、前家賃、火災保険料などですが、敷金や礼金の存在も無視できません。敷金は賃貸借契約上の債務を担保する金銭なので、退去後には原状回復に要した費用を除いたお金が戻ってきます。これに対し礼金は、家主へのお礼として払うお金であることから、敷金のように後で戻ってくることはありません。相場としては、敷金が家賃の1~3ヵ月分、礼金が1~2カ月分といったところです。
敷金礼金ゼロ物件にはこんな落とし穴がある
近年は敷金や礼金が不要の賃貸住宅も珍しくなく、初期費用を抑えたい借り手の間で人気となっています。とは言え、そうした物件は往々にして築年数が古かったり、立地条件が良くないといったデメリットがあるものです。実際、人気のない物件の借り手を募るのに、「初期費用ゼロ」を売り文句にしているケースも少なくありません。一見お得なようですが、よく調べると家賃が高かったり、退去時にはルームクリーニング代が必要だったします。例えば家族の中に煙草者がいるとか、ペットを飼っている場合、室内をヤニで汚したり、備品を損傷することがある訳です。そんな借り手は、後で家主から費用を請求される可能性が高くなるでしょう。敷金や礼金が不要の物件でも、他に何か費用が必要ないのか、家賃が相場より高くないのか、といった確認が欠かせません。ずっと住み続けるつもりなら、たとえ敷金などが必要でも、家賃の低い部屋の方が長期的には支出が抑えられるでしょう。同時に信頼できる不動産業者に相談するのも、良い物件に出会うためのポイントとなります。
旭川の賃貸は、大学やオフィスが集中する主要駅の周りから、自然に恵まれた郊外まで、予算や生活スタイルに応じて様々な物件を選ぶことができます。